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臨床美術トピックスブログ
臨床美術からのお知らせです。


6月の「ひうな荘」
2010/06/28

特別養護老人施設ひうな荘の皆さんと今月は「水面のペンスタンド」を作りました。

セッションに入る前に、参加者、スタッフ、全員で歌を歌い、和やかな雰囲気の中、作品作りにはいります。この日は、昭和初期に作られた「蛍」という美しい曲を歌いました。「蛍」が住む清流を思い浮かべていただき、この日描く水面につなげます。

ひうな荘は、90歳代の高齢者も多く、認知症が若干進まれた方もおられ、制作が始まると、不安そうに戸惑いの表情を見せる方が、ちらほら目につきます。そんな中、スタッフはやさしく寄り添い、励ましの言葉を掛け続けます。

この日、特に表情がかたいAさん。いくら声かけしても、どうしてよいか分からない様子。汚れよけに敷いてある新聞に「こんな風に描いてみませんか?」と私が何度も描いてお見せしお声を掛け続けるうち、ちょっと面白そうだと思ってくださったのか、Aさんのパステルを持つ手が、僅かに動き始めました。「そうそう!良い感じ。その調子!」ふとした拍子で描き始められたAさんに、心からその行為を肯定し応援します。時には行き詰まりながら、それでも見事に作品を完成されたAさん。
出来上がったとき私の顔をじっと見られた後、突然口元が緩んだかと思うと、初めて子供のようににっこりと、そして誇らしげに「できたよ」と言わんばかりの笑顔をみせてくださいました。心が通じあう瞬間です。

「いてくれてありがとう」感動でウルウルしながら、そんな言葉が心に浮かんできました。

これだから臨床美術士はやめられません。今日も参加者の皆さんから、たくさんの元気をいただいてきました。Aさん、そしてひうな荘の皆さん、ありがとうございました。
by R.S

五月晴れのさわやかな午後。。。
2010/05/31
今回は、五日市にある「特別養護老人ホーム 鈴が峰」へ入所の方々に
臨床美術を体験して頂きました。

      テーマは、「りんごの量感画」

"りんご"をお配りし手にとってもらい、香り、重さ、丸み、味などから
"りんご"をしっかり感じて頂いていた時でした。。。
参加者のおひとりSさんが"りんご"を本当に愛おしむように、ほっぺに当て
「りんご〜かわいや〜〜」とつぶやくような声で口ずさんでおられました。
すると、ひとり、またひとり「かわいや、りんご〜〜」と歌声が広がり
またたく間に、大合唱になりました。
なんとその後、3回も大合唱が続き、私たちは本当にびっくりしてしまいましたが
一緒に楽しく歌っているうちに、すっかり皆さんとうちとけてしまいました。
皆さんも、歌いながらニコニコ楽しそうに笑いあっておられました。
この"りんごの歌"は昭和21年大流行し、戦後間もない暗い日本に、元気と希望を
与えてくれた歌だったそうです。
Sさんも例外にもれず、戦後そのような体験をされた方だそうです。

この大合唱は、初めて訪問した私たちに、心ふるえる深い感動を与えました。
そして、私たちは「臨床美術をしていてよかった!」と改めて思いました。

さて、その後の"りんごの量感画"はどうだったか???

もちろん、どの作品も生命力あふれる、すばらしい作品ばかりでしたよ!!

                                           by Oさん

今月は「いちごの水彩画」
2010/05/19
ひうな荘でのセッション風景です。

今月は「いちごの水彩画」をみなさんと一緒に楽しんでいます。

参加者の声です。
「毎回、楽しみにしとるんよ〜。」
「イチゴは、ミルクをつけたら美味しんよ。」
「にじみが、綺麗じゃねぇ〜。」
「あっ、また色が混ざった!」
「色が重なっても、綺麗じゃねぇ。」
「みんなが、楽しそうじゃけぇ、ここに一緒におってええ?」

いかがですか?
会場の楽しそうな雰囲気が伝わりましたか?
                               byガンさん

お知らせです。
2010/01/19
日本臨床美術協会の活動がTV放送されます。

●番組名: 「カラダのキモチ」TBS系列(中国放送)

●放送日: 2/21(日) AM 7:00〜

●出演者: 日本臨床美術協会 副理事長/精神科医 
宇野正威先生
      
1級臨床美術士  大倉葉子先生


30分程取り上げられます。臨床美術の内容のわかる番組となりますので、どうぞお楽しみに!

ダ・ヴィンチクラス報告
2009/12/09
こんにちは、今田です。
先週の土曜日、ダ・ヴィンチクラスがありました。体験されるご家族と共に、今回も金本先生のオリジナルのカリキュラムでクラスはスタート。私も仕事の合間に、制作風景を見学させてもらいました。
紅葉した葉っぱをモチーフに楽しい雰囲気が広がっていて、いつもながら「私も、一緒に制作したいな〜」と思うのでした。
子供たちも、それぞれの個性が光っていて〜〜〜素敵なんです〜〜〜。

第2回脳いきいきアート講座
2009/11/26
こんにちは〜
久々の登場です。ひろしま臨床美術の会の戸川です。
先日、11月21日(土)に第2回脳いきいきアート講座がありました。参加者18名を予定していまいたが、今はやりのインフルエンザの影響で8名の欠席で10名で行なわれました。今回は私、戸川がメイン、サブとして清水、瀬尾、宮本がさせていただきました。カリキュラムは「穴のあいたオブジェ」。はじめての参加者は3名。少人数ということもあり和気あいあいと進み、様々な個性溢れる作品が生まれました。
今回残念ながら参加出来なかった方はぜひ次回起こしくださ〜い。

親睦会
2009/11/26
つづいて〜
21日同日の午後から恒例の親睦会。時期的には忘年会ですがひろしまの会では希望の“望”で望年会です。来年3月には第2回臨床美術作品展を開催予定です。今回も気分一新!!一致団結で成功させるべく乾杯しました。それから望年会ではいつも鍋が定番になっていますが、中でも本会員の清水さん(よっ!!鍋奉行!!)のつくるホルモン鍋!!毎度の事ながら絶品でした。その他には鳥鍋に、そして今はやりのトマト鍋!!(最後はチーズが入りました!!)これも大変美味しかったです。最後はそれぞれに麺を入れて鍋を堪能しました!!

ダ・ヴィンチクラス
2009/11/26
月に2回土曜日、臨床美術の子供造形クラス【ダ・ヴィンチクラス】が、今年度よりスタートしました。
初回から参加している子供さんからは、朝、顔を合わせると元気な挨拶と率先して声掛けをしてくれるようになって、わたしもいつも合うのが楽しみになっています。
ダ・ヴィンチクラスの先生は金本先生です。先生は、いつも元気いっぱいハツラツとしていて、そんな先生を子供さんたちは慕っていて、楽しい話のキャッチボールが飛び交っています。
今回のクラスには新しく5歳の男の子も加わり、先生の考えてこられた新しいカリキュラム『卵スピーカー』!!を制作しました。
いろんな日常の音(例えば、電車の音や花火の音など)をCDから聴いて
、そのいろんな音を感じながらの楽しい時間の中の制作だったようです。先生から促す前に子供さん達は、音に合わせて体を動かして踊ったりと音に敏感に感じとりながらそれぞれ、卵の形をした立体から色の音が飛び出すようなスピーカ−を表現していたようです。
わたしも、一緒に楽しい時間の中で卵スピーカーをつくってみたかったな〜〜〜。 今田

ケアウィング曙へセッション
2009/11/13
ひろしま臨床美術の会のセッションで、久しぶりに、ケアウィング曙へ行きました。
今月のカリキュラムは【紅葉屏風】。まず、秋の空気を感じる表現から紅葉をイメージして進めてゆきますが、それぞれ個性が出て来て、驚きと発見が続きました。
さて、私も昨年臨床美術の講座を受け、その後、現場でのセッションの経験を通してたくさんの出会いや発見があり、大変な部分もありながら、やりがいも大きくなっているようです。それを、出会った人、一人一人を通して可能性や広がりを感じる今日この頃です。 今田

臨床美術学会の報告11月5日
2009/11/11
11月5・6・7日と第1回臨床美術学会が無事開催されました。
参加定員が160名のところ当日は205名の参加を得て立ち見席が出るほどの盛況でした。
5日は最初に大会会長の渡辺信英(日本臨床美術協会理事長)の挨拶と学会長六角鬼丈(東京芸術大学名誉教授)の挨拶のあと東京芸術大学宮田学長からのお祝いのビデオメッセージが流され学会への期待の大きさがが語られた。
次にシンポジウム(美術)「臨床美術の時代性」が行われ4名のシンポジスト(建築士・美術教育・美術史・臨床美術士)からは立場の違いはあるが、美術教育が大学受験のための美術教育に偏っているのではないか。とか美術の本来の楽しさを教えるべきとか。臨床美術は生きた美術だ。などの意見が出た。
美術と感性について、会場の皆さんと討論になり、「感性とは?」という哲学的問題になり、今後美学も含めて考えていこうということとなりました。参加者に新たな課題と次回の宿題が見えてきました。時代的には必然として第3の美術として臨床美術が受け入れられるのではないかという発言もありました。
今回で結論がつくものではありませんが、皆さん白熱した議論でした。
続いて3会場に分かれ分科会が開かれ「高齢者と臨床美術」「子どもと臨床美術」「様々な分野に広がる臨床美術」と17本の研究発表が行われました。皆さん熱心に勉強しておられました。5日の報告とします。
11月6日の報告はまた次回に回します。お楽しみに!
会場写真はのちほど掲載します。

広島芸術専門学校長 大橋啓一

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