お知らせ of 広島芸術学会



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第99回例会のご案内

下記のとおり第99回例会を開催いたします。お誘い合わせの上、ご参加ください。
北四国は讃岐国、庵治石のふるさとで石の造形・石の民俗などを訪ねる〝石づくし〟の旅です。

日 程:平成24年5月26日(土)

[行程]
8:30 JR広島駅北口集合─広島東IC─09:15小谷SA─高松中央IC─(高松市内にて昼食)─イサム・ノグチ庭園美術館─石の民俗資料館─ストーンミュージアム─高松東IC─18:15小谷SA─広島東IC─JR広島駅北口 19:00(解散予定) 
※往路、復路とも山陽道・小谷SAに立ち寄ります。

[訪ねる施設等]
源平合戦の舞台となった香川県屋島─。その東側に位置する五剣山に連なる山塊は良質の花崗岩の産地として知られています。ここから切り出される石材は、庵治の地名から「庵治石(あじいし)」と呼ばれています。ここには石の造形作品をめざす芸術家や石匠たちが素材を求めて集い、多くの作品を生み出してきました。今回の野外例会は「庵治石のふるさと」を訪ねます。

イサム・ノグチ庭園美術館
日系アメリカ人造形作家のイサム・ノグチ(1904-1988)は、1969年から20年間、年の半分を香川県牟礼郡牟礼町(現在は高松市牟礼町)に設けたスタジオで過ごし制作しました。ノグチの没後、スタジオ兼生活拠点を一般公開したのがこの美術館です。館内には150点余りの彫刻がありますが、その大半は未完成といい、生前の雰囲気を色濃く遺した美術館となっており、ノグチ芸術の全容を見ることができます。

石の民俗資料館
イサム・ノグチ庭園美術館から直線距離にして5,6百㍍ほど東にある博物館。常設展示では石と人間とのかかわりの歴史のほか、大正末期から昭和初期にかけての庵治石の切り出し、運搬、加工など、石匠の仕事の様子がジオラマにより臨場感をもって再現されています。参観当日、企画室では企画展「妹背裕の漆造形展-羅漢」を開催中。(~5/27)

ストーンミュージアム
庵治石を素材とする立体造形などを展示する民間施設。1階には地元出身の彫刻家・三枝惣太郎の作品をはじめ、国内作家の石彫作品が展示してあります。また2階ではダイヤモンドやルビーなど、世界の貴石や宝石、化石、地元産出のサヌカイトを使った工芸品、アクセサリーを展示販売しています。 (K)

●申込先 ひろしま美術研究所気付 広島芸術学会事務局 大橋啓一
       TEL:082-506-3060 FAX:082-506-3062 Eメールはこちら
●締  切 5月18日(金) お申し込みは、必ずEメールかファクシミリでお願いします。
       その際、①お名前 ②連絡先電話番号 は必ずお書き添えください。
●参加費 会員5,000円(会員でない方は6,000円) (入館料・昼食代は各自負担)
●定  員 25名(先着順、定員を満たし次第、申し込み受付を締め切ります)

過去履歴

第98回例会のご案内

下記のとおり第98回例会を開催いたします。お誘い合わせの上、ご参加ください。

日 時:平成24年2月18日(土) 15時~
会 場:広島県立美術館 講堂

☆研究発表①/15時~16時
二つの展覧会から見た具体美術教会の評価
―日本国際美術展・現代日本美術展への出品を通して―
神戸大学大学院芸術学専修 植松 篤

☆研究発表②/16時15分~17時15分
感情の現象学  ―感性と理性の2元論を越えて―
広島大学大学院総合科学研究科 鎌田 勇

☆懇親会/18時~



① 二つの展覧会から見た具体美術協会の評価
―日本国際美術展・現代日本美術展への出品を通して―
神戸大学大学院芸術学専修 植松 篤

 具体美術協会(以下「具体」)は、物質性や行為を特徴とする実験的な制作活動によって知られている。その活動は、当初批評等において評価されなかったが、その一方で、会員達は自主企画以外の各種展覧会にも出品し、次第に地歩を固めていった。
例えば、本発表で取り上げる、当時権威のあった日本国際美術展及び現代日本美術展に一部の会員が招待され、展示の機会を得たということは、言い換えれば、美術界の中である程度の評価を得ていたのである。すなわち、「具体」の評価にはねじれがあったと言える。本発表は、上記展覧会を通して「具体」を考察することによって、「具体」がどのように受容されたのか、また当時の美術の状況について、その一端を明らかにしたい。


② 感情の現象学 ―感性と理性の2元論を越えて―
広島大学大学院総合科学研究科 鎌田 勇

 「感情」は理性、知性、思考に比し、常に後者によって制御されるべき下位の心的要素と見なされてきた。芸術は、感情そのものの表出ではなく、より高次の表現形態に表象された創造として別格扱いされてきた。即ちある種の知的創作として、理解にも知的要素が要求される。だが、近年「合理的」、知的行為者としての人間像が浸食されつつある。20世紀は科学技術、民主主義等近代西洋的理性がその高みに達したはずであるが、同時に戦争の世紀であった。ポストモダニズムは知的構築物への疑義であった。21世紀に入っても繰り返される経済的危機は、合理的経済行為者としての人間像を危うくし、非合理的行為者像を組み込んだ行動経済学が勢いを得ている。
 昨今、新進化論、比較行動学、情動の心理学、認知科学、脳科学等は、日陰者扱いだった感情にスポットを当て始めている。「思った以上に」行動決定要因として大きく、手強く、知的制御が難しいことが認識されている。「直感」の重要性も理解され始めている。
 しかし、喜び、悲しみ、怒り等感情は、人生に意味や意義を与えている。感情は知性の平行物或いは認識の二次的構成要素ではない。むしろ知性と感性の区分が恣意的なのである。本発表は、直感の学としての、即ち感性の学としての現象学に基づき、しかし「意識の学」と合理主義に留まっていたその限界を超えて、感情の真の姿にアプローチすることを試みる。

第97回例会のご案内

下記のとおり第97回例会を開催いたします。お誘い合わせの上、ご参加ください。

日 時:平成23年12月17日(土) 15時~
会 場:広島芸術専門学校(ひろしま美術研究所)4階講義室
     (広島市南区的場町1-8-15 TEL082-506-3060)

☆研究発表①/15時~16時
19世紀における自然科学の作品化と「崇高」-アーダルベルト・シュティフターの文学-
日本学術振興会 特別研究員 中野逸雄

☆研究発表②/16時15分~17時15分
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「夜の絵画」について―その闇の意味―
ふくやま美術館 学芸員 平泉千枝

☆忘年会/18時~



①19世紀における自然科学の作品化と「崇高」-アーダルベルト・シュティフターの文学-
日本学術振興会 特別研究員 中野逸雄

 アーダルベルト・シュティフター(1805-1868)は19世紀オーストリア、リアリズム文学を代表する作家である。特色の一つは、自然を精細に描いて、崇高を表現する点にあると言われている。本発表ではまず、シュティフターの「崇高」表現が、近代自然科学の展開と密接に関連していることに着目する。短編集『石さまざま』(1853)の「序文」はカント『判断力批判』「崇高の分析論」、なかでも数学的崇高に関する部分を参照していると、マティアス・マイヤーらは指摘する。「数学的崇高」では、悟性の認識の限界を越えた絶対的な「大きさ(偉大さ)」は、自然の広大な空間の経験から、類比的に認識されるという。
 シュティフターは、こうした「数学的崇高」と関連する自然の偉大さを表現するにあたって当時の自然科学の議論に大きな関心を寄せている。主体の感覚的認識の限界を踏み越えた典型的に大きな対象を描き出すことのみが、シュティフターの崇高ではない。シュティフターは目の前の小さな自然に内包される空間表象、時間表象の無限を表現することを追求する。こうした方向へ崇高の表現を拡げていくには、自然科学の対象認識を基にしながら、それを越えて、自然経験の位相を複雑化しなければならない。そのような方法が、作品に結実し、代表作『晩夏』(1857)は生まれた。19世紀中葉におけるカントの崇高論と自然科学との接近は、どのようにして「崇高」における自然経験の様相を変容させたのか。本発表では、『晩夏』の分析をとおして、シュティフターの「崇高」表現の独自性を明らかにしたい。


②ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「夜の絵画」について―その闇の意味―
ふくやま美術館 学芸員 平泉千枝

 17世紀前半にフランス北東部、ロレーヌ公国で活動したジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593-1652)は、今日「夜の画家」と称される。これは画家がイタリアのカラヴァッジョらに影響された明暗画法で、夜の場面を繰返し描いたことによる。しかし画家がこだわったテネブリスム(暗闇主義)の表現には、流行の様式という以外に、何らかの思想や意味性が込められていたのだろうか。伝統的に神や理性の光といった象徴的解釈が行われる「光」の表現に比べ、夜の絵画の「闇」の意味は充分に論議されてきたとはいえない。今回、この点に焦点をあて、当時ロレーヌに進出していた跣足カルメル修道会の神秘思想などを手がかりに、「夜の絵画」の意味を探る。

第96回例会のご案内

第96回例会(野外例会)をつぎのとおり開催します。お誘い合わせのうえ、多数ご参加ください。

日   時:平成23年11月5日(土) 13時~16時頃
集合時間:13時
集合場所:JR広島駅北口 ホテルグランビア広島前
参 加 費:1000円
〈訪問先〉
13時30分~ 大野ギャラリー(広島市中区西白島町22-15 TEL082-221-9107)
15時~ ヒロセコレクション(広島市中区千田町3-9-10 TEL082-247-2450)

■大野ギャラリー
広島に拠点を置く(株)大野石油店が平成10年の社屋改築に際し、それまで収集してきた小磯良平画伯の作品を公開するため、同社屋の3階に設置されたものです。収蔵作品は約350点の多数にのぼり、神戸市立小磯記念美術館、兵庫県立美術館に次ぐ、国内有数のコレクションとして知られています。普段はそのうちの90点ほどが展示されています。開催日は祝日を除く毎週水曜日ですが、今回の広島芸術学会例会のために、特別公開していただけることになりました。入場料は無料。
http://www.ohno-group.co.jp/social/

■ヒロセコレクション
広島市内で開業する漢方医の広瀬脩二氏が収集した現代美術のコレクション。これらの作品群は1970-80年代から海外の先鋭作家を中心に収集されてきたもので、自らの診療所の1階を改装して、今年8月6日から公開・展示されています。展示替えは年4回ほどで、1回の展示は約2、3ヵ月間。公開は金・土・日曜日の14時~18時までとなっています。観覧料は一般500円、学生300円。
http://hyphen.cc/news/2011/07/hirose-collectionopen.html


●申込先: ひろしま美術研究所気付 広島芸術学会事務局 大橋啓一
TEL:082-506-3060 FAX:082-506-3062 Eメールはこちら

●締  切:10月31日(月) お申し込みは必ずEメールかファクシミリでお願いします。
       その際、①お名前 ②連絡先の電話番号をご記載ください。

広島芸術学会第25回総会・大会案内

日時:2011年7月24日(日)10時~17時
場所:広島県立美術館 講堂
   (広島市中区上幟町2-22 TEL082-221-6246)

《総会》 10時~10時30分
《大会》 10時30分~17時


<研究発表>
①伝統工芸産業における芸術家の「創造性」の変容について (10時30分~11時30分)
―石川伝統工芸イノベータ養成を一つの事例研究として-
広島大学大学院博士課程後期 廖 偉汝  

②日本におけるオルガン文化 (楽器、作品、オルガン界) (11時30分~12時30分)
― 1945年以降を中心に―
エリザベト音楽大学大学院博士後期課程修了 佐々木 悠                               

<昼休憩> (12時30分~13時30分 )

③ アメリー・ノートンの自伝的小説と日本 (13時30分~14時30分)
バルセロナ自治大学大学院生 吉本由江

<報告>
美術館の危機管理 -東日本大震災を踏まえて- (15時~17時)
宇都宮美術館学芸課長 浜崎礼二 

<懇親会>
17時30分頃から広島県立美術館すぐ近くの「グランカフェ」で予定しています。


<広島芸術学会第25回大会資料>

●研究発表要旨

①伝統工芸産業における芸術家の「創造性」の変容について
―石川伝統工芸イノベータ養成を一つの事例研究として-
広島大学大学院博士課程後期 廖 偉汝

 芸術文化によるまちづくりが地域活性化の重要政策として広がりつつある一方、芸術文化と経済の関係性が、一段と研究者の関心を集めてきている。
 特に、「文化産業」については、ドイツ系の批判哲学とは別に1960年代から欧米の経済学者達が産業としての芸術文化を多面的に研究し、芸術と経済の両面性、文化産業の構造、産業組織などを分析してきた。
 さらに近年、文化産業の定義が広がり、文化を創造的産業として売り出すことが主唱されている。文化産業の「創造性」を生み出すのが、従来同様、芸術家や職人達であるとすると、芸術家、職人達が自らの創造的活動で産業に文化的価値を付与したと考えられる。だが、現代の文脈で、文化を経済的な産業と考えることに関し、また売れる文化に関し、果たして上記のような創造性をめぐる主張が、妥当ないし有効だろうか。この疑問については、下記の具体的事例の検討を通じて解答を試みてみたい。
 伝統産業については、経済の構造変化に対応するため、手芸や技術を守りながら、文化的価値の革新もしなければならない。文化産業の中で、総生産額が1億円以上である伝統工芸産業に注目し、固有文化の伝承と経済的価値の発見という両面性から、創造的な芸術家、職人のあり方を考察する。
 本稿は、石川県の石川伝統工芸イノベータ養成プロジェクトの実施と経済産業省の「文化産業」立国に向けてー文化産業を21世紀のリーディング産業」の内容を主要な検討対象とする。これらの計画の内実を検討することで、文化産業の生産者が、創造的な「芸術家・創作者」として自ら作品を商品化するメカニズムを解明し、併せて、職人の芸術家指向とブランドの獲得についての問題を検討することにしたい。


②「日本におけるオルガン文化 (楽器、作品、オルガン界
― 1945年以降を中心に」―
エリザベト音楽大学大学院博士後期課程修了 佐々木 悠

 日本にキリスト教がもたらされ、それとともにパイプオルガン (以下、オルガン) が導入されてから、1世紀半以上の年月が過ぎた。日本におけるクリスチャン人口は、今でも総人口の1パーセントを下回っている。 その中において、これだけの数のオルガンが設置され、受け入れられていることは、ただ驚きをもって受け止める以外にない。
 オルガンの我が国における歴史は古く、明治期に遡る。また日本人によって作品が作られるようになったのも、その頃からである。けれども、その数は非常に限られており、日本人による作品もどの程度演奏されていたのか、それは定かでない。しかし1945年以降のオルガンの普及により、状況は大きく変化した。特に1960年代以降、各地にコンサートホールが建設され、そこに大型のオルガンが次々と建造された。そしてそれは、作曲家の楽器に対する興味と関心を高め、創作や委嘱活動を一層加速するきっかけとなった。
 本発表は、この1945年以降に焦点を当てて、日本のオルガン文化の特徴を明らかにすることを目的とし、とりわけここでは、日本人の作品取り上げ、その内容の考察を行った結果を報告するものである。


③アメリー・ノートンの自伝的小説と日本
バルセロナ自治大学大学院生 吉本由江

 神戸で生まれ幼年期を過ごしたベルギーの現代作家アメリー・ノートン(1967-)は外交官であった父親の赴任に伴い、北京、ニューヨーク、バングラデシュ等に滞在し、ブリュッセルで大学を卒業した後、東京で2年間を過ごした。その後ブリュセルで本格的に創作活動を始めたノートンは、日本企業を舞台とした自伝的小説『畏れ慄いて』(1999年)でアカデミー・フランセーズ文学大賞を受賞した。本発表では、ノートンが一人称で語る自伝的小説を取り上げ、分析を試みる。
 地理的移動を契機とし、変化に富んだ少女時代と多難な思春期を過ごした作者にとって、自伝的小説の執筆は、第一義的に、様々な出来事に一貫したプロットを与える作業、「ナラティヴ・アイデンティティー」の再構築として捉えられる。幼年時代日本人であったと明言する作者の「日本性」の獲得は、独自の歴史解釈に基づき、日本の歴史性の中に自己の生の歴史を投射する暗喩によって構造化されている。
 後の作品では、アイデンティティーとしての「日本性」は、他の日本のエピソードにより、日本の部分像として修正されると共に、彼女の生の歴史を包括する独自性の一部として組み直される。ノートンの自伝的作品における「ナラティヴ・アイデンティティー」の再構築は、作者の自己認識の経緯を示していると同時に、散見される虚構性は、読者に向けた自己神話の構築と分かち難く結びついている。


●報告要旨

美術館の危機管理 -東日本大震災を踏まえて-
宇都宮美術館学芸課長 浜崎礼二

 本年、3月11日の東日本大震災は、東北関東圏を中心に甚大なる被害をもたらしました。その日以来、うち続く余震が起こるなか、当美術館としても地震に対する危機管理体制の見直しを数度にわたり更新しました。
 今回は、地震に対する備えを中心にご報告いたします。

★想定外の想定の必要性

 これまで、消防訓練等は頻繁に行っていたが、地震への危機管理もその延長線上で考えられていました。ところがこのたびの震災で、地震時には見直さなければならない点も多々あることを教訓として学びました。
 地震時には、マニュアル上できるとしていることができない場合があります。例えば、館内外への連絡、情報の収集、ライフラインの不通による障害等です。このほかにも通常できることができなくなってしまうというのが、地震の教訓でした。
 これらのことを、下記の3つに分類して報告します。
① 来館者の避難・誘導について
② 展示方法と作品について
③ 作品の保全・保管について

★最終的には意識の問題

 上記の報告をもとに、危機管理として最も必要なことは、職員が危機管理の意識をいかに持つかということを実感しました。ハード面よりもソフト面での備えは、すぐにでき、繰り返し訓練することでよりベターな危機管理体制をもたらすものと感じました。また、5月26日に開かれた全国美術館会議での震災被災地での報告等もご紹介し、今後の「美術館の危機管理」についてご報告します。

第95回例会のご案内

第95回例会(野外例会)をつぎのとおり開催します。お誘い合わせのうえ、多数ご参加ください。井原線沿線西部は古くから備南文化の中枢部。その粋に触れます。

日 時:平成23年5月29日(日)
会 場:備南地域の美術館、記念館など 

集合場所:JR広島駅北口集合
集合時間:8:50
※9:30ごろ小谷SA乗車可、帰路下車も可
※福山地区参加者は、10:50華鴒大塚美術館集合、ふくやま美術館下車可

[日程] 5月29日(日) 8:50 JR広島駅北口集合(9:30ごろ山陽道・小谷SAでの乗車可)─広島東IC─小谷SA(乗車可)─福山東IC─井原市・華鴒大塚美術館─(昼食)─神辺町・造酒屋「天寶一」又は廉塾・菅茶山旧宅/神辺本陣─菅茶山記念館─ふくやま美術館─小谷SA(下車可)─広島東IC─JR広島駅北口 18:30(解散予定)


[訪ねる施設等]
■ 華鴒(はなとり)大塚美術館 岡山県井原市高屋町にある。井原・福山地方を拠点に繊維・電子関連の企業活動を展開するタカヤグループが創業百周年を記念し、メセナ活動を通じて地域の芸術文化の発展と蓄積に寄与しようと財団法人を設立(財団法人タカヤ文化財団)、1994(平成6)年6月に「華鴒美術館」として開館。当日は特別展「堂本印象展」を開催中。
■ 「天寶一」 福山市神辺町にある造り酒屋。創業は明治43年。独立美術協会会員・須田国太郎(1891-1961)のコレクションがある。須田作品の特徴は西洋の古典から学んだ重厚な画面と深遠な東洋精神との融合。今回は本学会のための特別公開。収蔵室狭隘のため、入場制限がある。
■ 廉塾・菅茶山旧宅、神辺本陣、菅茶山記念館 江戸時代後期の神辺は、儒学者であり漢詩人でもあった菅茶山の廉塾を中心に、頼山陽をはじめ著名な文人墨客が往来する、備南地域における一大文化センターとしての役割を担っていた。廉塾と菅茶山旧宅は国指定特別史跡、神辺本陣は県指定史跡。
■ ふくやま美術館 福山城の西側に位置。福山市を中心とする広域圏における美術文化の発展に寄与することを目的に、昭和63年11月開館。当日は《森村泰昌モリエンナーレ/まねぶ美術史展》を開催中。また須田国太郎デッサンなどの特別観覧も用意されている。


● 申込先: ひろしま美術研究所気付 広島芸術学会事務局 大橋啓一
TEL:082-506-3060 FAX:082-506-3062 Eメールはこちら
● 締切: 5月20日(金) お申し込みは、かならずEメールかファックスでお願いします。その際、①名前 ②連絡先電話番号 ③小谷SAまたは華鴒大塚美術館からの参加希望の有無を。
● 参加費 5,500円(福山地区参加者は2,500円、各施設の観覧料を含む。昼食代別)

クリストフ・メンケ教授公開講演会中止のお知らせ

年度末を大変お忙しくお過ごしのことと拝察いたします。

さて、今週の金曜日の夕方に、芸術学会との共催の下、まちづくり市民交流プラザにて開催を予定しておりましたフランクフルト大学のクリストフ・メンケ教授の公開講演会ですが、メンケ教授が来日直後に東京で東日本大震災の大地震に遭われ、翌日に緊急帰国されたので中止とせざるをえません。美学会当部会例会の後に予定されておりました、東京大学での講演も中止となりました。

本講演を共催していただき、チラシを会報に掲載していただくなど、全面的にご協力いただいていたのに、中止のお知らせをせざるをえず、まことに恐縮です。また、楽しみにしておられた会員の方々にとっても非常に残念でしょうが、事情ご賢察くださいますようお願いいたします。なお、当日会場には中止の掲示を出すつもりでおります。

ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。取り急ぎご連絡まで。

3月14日 柿木伸之